2007年5月15日火曜日

「相対的形容詞と絶対的形容詞」の要約

形容詞の内容の相違」を続いて、今回は鈴木孝夫さんの『ことばと文化』から取った「相対的形容詞と絶対的形容詞」を要約します。
同じ品詞であっても形容詞を大きく分けると二つの種類になる。一つは、「赤い」のような事物の性質を表す形容詞である。見るだけで、それ以上何も情報が要らず、「赤い」と判断できる。このような形容詞は「絶対的形容詞」と呼ばれている。その反面、もう一つは「長い短い」や「大きい小さい」のような対象が他の何かとの比較を表す「相対的形容詞」である。何かを「大きい」と判断するため、話者が規準を持っていなければならないという形容詞だ。

備考: 絶対=absolute 絶対的形容詞=absolute adjective
     相対=relative  相対的形容詞=relative adjective

今度は「潜在的比較文と明示的比較文」で、お楽しみに。

0 件のコメント: