戦争直後の経済成長に伴って、「男は仕事、女は家族」という男女の固定的役割分担が生じた。その理由の一つとしては、過酷な競争社会で夫が長時間働かなければならないために、妻は夫の社会的な関係を維持する役割を担っていたことが挙げられる。そして、夫の勤務に応じて移動しなければならなかったので、「核家族」が基礎単位となり、「日本的現代家族」のかたちができた。現行家族法は、この核家族である「日本的現代家族」を反映する。ところが、1975年以来、「核家族」率が減少し、男女の不平等な固定的役割分担を裏付ける現行家族法は、現代の家族事情に適応していない。
2007年9月5日水曜日
「家族法の実験」の要約
原文は1990年代で書いたエッセーなので、家族法がもう変わったでしょう。 現状は何でしょうかね。
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